責任をとる≠辞める

テレビでニュースを見ていて、会社で不祥事などがあった時に「社長が辞任する」というような対応をとるという話を耳にします。

そこからなのかいつしか私は【責任をとる】ということはイコールその場所を退くこと、という勝手な認識を持つようになりました。

仕事を続けていきたいから、そのグループにずっと所属していたいから、出来るだけ「責任をとる」という状況になりたくない。だから挑戦を出来るだけ避けることで失敗するリスクを避けることを選択するようになりました。

ですが、人間なので失敗をすることはもちろんあるわけで。失敗をするたびに自分を否定したり、失敗をしたことで周りの人に申し訳ない気持ちでいっぱいになりその場所を自ら去る、その人との関係を断つことをしたこともありました。

失敗をしないように生きていくのは必要以上に神経をつかい、大きな挑戦をしないのでもちろん成長もしない。自分の理想の生き方とはかけ離れていました。「なんか毎日が楽しくない」とか「日々必要以上に神経を使いすぎてしんどいな~」と感じてはいましたが、自分では今の生き方が(責任を取りたくないから挑戦しない)自分の理想の生き方にそっていない事に気が付いていませんでした。

責任をとること とは

「責任をとる」ということは目標に向かって行動する中で、自分やチームメンバーの行動によって生じたミス、イレギュラーを引き受け必ず成し遂げること。 だと思っています。

目標をたてて行動していると、「なんで今こんなことが起きるの、、、」ということがよく起こりますよね~。

例えばカフェを経営していたとします。営業日で朝出勤すると冷蔵庫の電源が切れていて中の氷やサンドイッチの材料、ケーキなどお客様に提供できない状態になっていました。あと3時間後にはお客様が来店されます。団体のお客様の予約も入っています。

必ずお店をオープンしなければならない状況だとしたら、あなたならどうしますか?

「冷蔵庫が壊れて食事を提供できないのは私の責任なのでカフェのオーナーを辞めます。」とはなりませんよね。何としてでも営業時間にオープンできるように対応します。あるいは対応した結果どうしても営業できない状態であればお客様に事情を説明するご連絡を入れ謝罪するという対応が必要です。

このように目標を達成するためには起きる出来事に対し、対応をしていくこと。これが責任をとるということです。

状況やミスの大きさによって、責任転嫁したいと思ったり、現実から目を背けたいと思うことはあると思いますがそれをしても状況は何も変わりません。誰かのせいにして状況が良くなるならみんなそうしますよね。

そうやって状況に対応していくことでお客様やともに働く仲間からの信頼につながっていきます。自分自身の成長にもつながっていきますね。


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